琉球国王の肖像画「御後絵」(おごえ)を琉球紙にプリントアウトしました。
琉球絵画研究所の佐藤文彦氏が「肉理紋」で彩色した原画を王様の絵を載せるのにふさわしい沖縄の上質な和紙に印刷し仕上げました。
和紙ならではの特徴である板干しの木目や和紙の質感などが感じられる素材です。
額装やパネル貼りにして飾ると趣のあるインテリアとしてお楽しみ頂けます。


琉球国王「御後絵」 2代尚真王
¥3,960 (税込)
在庫5個
御後絵について(琉球絵画研究所 佐藤文彦)
琉球王朝第二尚氏時代(1469~1879)、「御後絵」とよばれた歴代国王の肖像画がありました。初代尚円から18代尚育まで描かれており、大正時代鎌倉芳太郎によって10幅がモノクロ写真で撮影、保存されていました。御後絵は沖縄戦後米軍に持ち去られ行方不明になっていましたが、令和6年に米国から4幅が返還されてはじめて色彩が詳らかになりました。
琉球絵画研究所では、不明だった御後絵描法を探求して朝鮮国王肖像画「御眞」の後期描法「肉理紋」を習得、肉理紋で琉球国王肖像画を描いています。
琉球紙について
琉球紙は琉球王朝時代薩摩より楮を原料とした杉原紙と百田紙の紙漉き技法を学び首里を中心に漉かれていました。
その技術は久米島、宮古島、石垣島、西表島にも伝授され発展してきました。1717年には沖縄独特な芭蕉紙が抄造され、王府の公用紙以外の地方紙などに使われました。
また、雁皮と同じ沈丁花科の青雁皮は補助材や地方紙として使われ、地元の原料で作る風土に適した沖縄ならではの和紙が誕生し、今に受け継がれています。
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