琉球紙には楮紙、芭蕉紙、青雁皮紙などがあります。
琉球王朝時代首里の地で漉かれ、その後各地方でも漉かれるようになり、沖縄の植物で作った紙が普及して行きました。
楮紙は白い上質な紙で王府の管理の下、公文書として使用されました。
芭蕉紙や青雁皮紙は多くは地方の文書に使用されました。

左より、楮紙、青雁皮紙、芭蕉紙。
それぞれ繊維の長さや強靭さに違いがあり、作業工程も違ってきます。
琉球楮↓

青雁皮↓

芭蕉↓

芭蕉はそれだけでは文字を書く紙にはならないので他の植物をブレンドします。
青雁皮も仕上がりは生成り色のきめの細かい上質な紙になります。

左から青雁皮、楮、芭蕉。
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