取引先の紙の商社福山商事さんの2011年のカレンダーが届きました。
素敵で粋なカレンダーの企画です。
いつも日本の風景や世界の美しい景色の写真ですが今度のは世界の図書館。
「知の殿堂、図書館の魅力を、紙で伝える」と題してカンディダ・ホェファーという女性写真家の図書館をテーマ
にしたシリーズです。

表紙を飾るのはブラジル国立図書館(リオデジャネイロ)。
ユネスコ指定の世界第7番目の図書館で、200年の歴史あるラテンアメリカ最大の図書館。

トリニティ・カレッジ図書館(ダブリン)。
1592年にエリザベス一世によって創設されたアイルランド最古の大学ダブリン大学の所属。
天井まで埋め尽くした図書が圧巻です。

オーストリア国立図書館(ウィーン)。
金の装飾と大理石の柱で飾られた贅沢で優美な図書館。
バロック建築の代表的な建築家による華やかな建造物は「世界で最も美しい図書館」の称号を持つ。

アンナ・アマリア侯爵夫人図書館(ヴィアマール)。
2004年に漏電による火災で屋根裏とロココ式のホール、5万冊の蔵書を消失、更に消火による水の被害も受けていた。
2007年、膨大な修復費用をまかない再開したが完全な回復までにはまだまだ多くの費用と時間を要するとの事。
貴重な歴史的蔵書の消失はドイツ国民にとってはもちろんの事、世界の人々にも大きな損失を与えたことでしょう。

フランス国立図書館(パリ)
シャルル5世によって創設された図書館で写真は旧館。
どの図書館も教会を思わせるような美しく優雅な建造物です。
デジタル化が進む中で書籍の存在を確かなものとする図書館を取り上げ写真で強く印象付けています。
なんとも粋な企画に思わず拍手です。
そして、よく見ると表紙を含めた8枚の紙の素材をそれぞれ異なる用紙で仕上げてあります。
こだわりの作成は王子製紙さん。
ヨーロッパのゴージャスな図書館の空間でお茶を・・、いえいぇ!読書をしてみたいものです^^
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