月桃紙を見たいということでクラフト館にご来店頂いたお客様は臨床美術士さん。
「臨床美術士」?はじめて聞いた言葉です。

日本臨床美術協会とは脳科学に基づいた独自のアートプログラムで脳の機能を活性化させメンタルヘルスケアを行う事を目的とした団体です。
認知症の症状改善を目的としたスタートから現在では、認知症の予防、発達の気になる子供、学校での授業、社会人のメンタルヘルスケアなど様々な人や場所を通して創作活動を展開しています。
医療、美術、福祉を連携させ、アートで生き生きと充実した生活、社会を目指した臨床美術はアートセラピーの先進国でも例を見ない先駆的な取り組みとの事です。
臨床美術協会の沖縄事務所「アート人」代表の安里さんは、その創作活動のプログラムで沖縄の和紙ー月桃紙を使ってみたいとの事でのご来店でした。

<カラー月桃紙>
活動にとても興味が湧いたので後日、平和通りにある「アート人」を訪ねてみました。
アートんちゅすてきなネーミングです(^v^)
観て、触って、感じて自分の感性で楽しく自由に描く。
そんな作品がたくさん飾られていました。
画材も口にしても安全なクレヨンや絵具を使用しいて、安全で安心な素材を使うことにも配慮している様です。
先日は糸満協同診療所の通所リハビリでのワークショップで「臨床美術」のプログラミングでコラージュ風な立体感と混色を楽しむアート作品に取り組んだとの事。
他にも入所施設や保育園などでのワークショップ、生涯学習フェスティバルでの「臨床美術」の紹介など活発な取り組みを行っています。
そして、安里さんが月桃紙に興味をいだいて作成したというハイビスカスの作品も2点見せて頂きました。

情熱的なハイビスカスの赤はとてもインパクトがあります。
手すき月桃紙の素材が生かされ赤い色もソフトで自然な風合いが感じられる作品です。

ワークショップでは月桃紙でなくもう少し安価な国産和紙を使用することになりご注文を賜りました。
そして、そして・・・・。
9月9日、午後2時から行われる「アート人」でのワークショップに母と一緒に参加する事に *^-^*
貼り絵や塗り絵などが好きな母なのできっと楽しんでもらえるはず ・・・そんな思いから・・・。
母に話したら「行ってみたい!」と”即答”でした^0^
「アート人」では定期的に毎月第1土曜日、午後2時からワークショップを行っているとの事。
アートを楽しみたい方どなたでも歓迎との事ですヨ~。
下記の様に補足と訂正です(+_+)
◯クリニカルアート教室 「ピカソになろう! in 平和通り」
日時・毎月第一土曜日 午後2時~午後3時半ごろまで
受講料・2500円 ( 画材費・500円 込み)
*持参するものは、特にありません。
*高齢者やそのご家族が対象です。
ブログはこちら。
http://artntyu.ti-da.net/
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