夏休み。小中学生の皆さんはそろそろ宿題が気になりだした頃でしょうね。
昨日、12年度の「沖縄県豊かな海作り大会」で琉球紙の賞状用紙をもらったという中学生がお母様と一緒に訪ねてきました。
夏休みの沖縄の工芸という題で和紙について学習したいとのことでした。
その時の賞状用紙は当クラフト館がオリジナルでデザインしたものです。

波模様を縁飾りにし中央に大会ロゴを配置しました。
素材は芭蕉紙。

王朝時代に沖縄の素材で漉かれた和紙で少し茶色がかった素朴な雰囲気が特徴です。
一枚一枚を手漉きで仕上げ縁飾りを印刷し賞状の文言も一枚づつ筆耕された特別な賞状です。
手にした時にとても特別な紙だと感じたそうです。
それが和紙に興味をもつきっかけになったようでとても嬉しく思いました。
丁度、紙を漉く状態にまで仕立てた材料が冷蔵庫に保管してあったのでそれを見せたり、鉢植えしてある植物を見てもらったりして説明しました。
そして、琉球紙の歴史的背景の資料と芭蕉紙と青雁皮の小さな和紙の端切れを渡しました。
それらをうまく活用してまとめてくれるといいな!
一枚一枚漉く工程を知ることで物づくりと素材に対する興味をもってくれたり他の沖縄の工芸にも親しんでもらえる
きっかけになると嬉しいですね^^
夏のかわいいお客様でした。
親子で夏休みを楽しんで充実した夏にしてほしいものです!
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