先日、お茶事の初釜に使うとの事で、無事間に合わせて送った紙釜敷。
ご自身の社中の初釜の様子を画像で寄せて下さいました。

上質な和紙、青雁皮紙の釜敷です。
おめでたい席とのことで、宝物・縁起物の小槌の香合が取り合わせてあります。
床飾りも朱の掛け軸で華やいだ感じです。

画像をお寄せ頂きとても嬉しく思いました。(^^♪
青雁皮の説明を下記の様に添えました。
「雁皮紙は紙質や風格から和紙の中でも紙の王と評される程、貴重で高級な和紙です。通常出回っている和紙は繊維の長い楮紙がほとんどです。
楮紙との違いは繊維は短くて緻密。
色は漂白することなく自然な生成り色のままです。
フラットで滑らかな紙肌は仮名書や写経、版画など緻密な表現をするのに向いています。
また、自生する数も少なく、生育も遅く栽培も難しいため現在ではとても貴重な紙とされています。
今回作成した青雁皮は雁皮と同じ沈丁花科ですが、奄美や沖縄など南方に自生する植物で本土にはない珍しい和紙素材と言えます。
通常の保管は、うすば紙や書道半紙などに包み乾燥剤を入れて、湿気を避けて下さい。
和紙は経年による劣化もまた、それなりに自然の味わいが出て和紙ならではの魅力を醸しだすものです。
表面が黄ばんだり、汚れたりした場合は、一番上の紙を除くなどして、長くお使い頂けましたら幸いです。」
以上、東京でデビューを果たした青雁皮紙の紙釜敷のご紹介でした(´▽`*)
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