
かつて生まれてきた赤ちゃんの存在率がとても低かった頃、親たちは無事に元気で育つよう着物の背におまじないの意味を込めて刺繍などを施したそうです。
小さな弱い子どもの背中から魔物が入ってこないようにと願う親の気持ちがとても良くわかります。
今では暑さ寒さも空調で調節でき、風邪をひいり怪我をしたときはすぐに医者にかかることもできます。恵まれた今の時代においても子どもの幸せを願う親の思いは同じです。
子の幸せを願う思いを託して、沖縄素材の和紙に吉兆文様を載せた命名用紙を作成しました。

日本にはお七夜という儀式があり、赤ちゃんが生まれて7日目に行われる儀式です。ここまで無事に育ったことを祝い名前を披露する日でもあります。
命名用紙に名前を記し、皆で祝う幸せに満ちた日です。
特に沖縄では命名用紙を壁に飾る独特な風習がありステキだなって思います。生まれた子を皆で大事に育てる心を示していていつまでも残したい美しい習わしです。
クラフト館ではそのような沖縄のステキな風習を取り入れた命名用紙を作成しています。
今回のは昔から吉兆文様として親しまれた絵柄を選んで載せてみました。

沖縄のシーサーも特別に(^^♪ 載せました!やはりこれは欠かせない!

松葉 冬でも青々とした葉を保つことから長寿を象徴するめでたい柄とされている
蝶々 天高く優雅に舞うことから美と喜びを表す
扇 末広がりの形から出世や繁栄を表す
笹 青々とまっすぐに伸びることから不変や長寿の意味がある
鶴 亀と共に長寿の象徴
鳥 空を優雅に飛ぶ姿から自由、愛、平和の象徴
シーサー 沖縄の家の守り神。誰からも愛される人気の柄
結び 子どもの魂は抜けやすいとされ結び飾りで守る
トンボ まっすぐに前に飛び後退しないことから勝虫とされ武士道の精神と繋がる
うさぎ ぴょんぴょん跳ねる様から飛躍や立身出世の意味を持つ
沖縄の素材を100㌫使用した沖縄ならではの和紙です。(素材には琉球楮紙、青雁皮紙、芭蕉紙などがあります)
手に取って和紙の質感をお試し下さい。
筆耕も賜っています。
商品はこちらから。
他に下記の店舗でもお求めいただけます。
・パレット久茂地7階 カルトレリア・浦添市美術館
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